釣人日誌（つりんちゅにっし）

話は1週間前にさかのぼる　平日の日中（勿論仕事中）、青物釣りでお世話になっているH船長から突然TELが入る「ハマチが釣れだしたでぇ～」、コレは釣りに来いと言う誘いの言葉である　
夕方、事務所に戻り、平日で行ける日を検討した結果、7月4日(水曜）であれば何とか都合をつけて休めそうだ　早速、K氏にもお誘いのTELを入れる　即、OK　平日釣行とあって同行者の心配があったが、あっけなくメンバーは決定した
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ドシャ降りの雨の中、R10を南下、AM6:00、H船長の作業場に到着　既に同船するO町のジッチャン3人衆も着ている　このジッチャン達、御年70歳を超えているそうだ　全く元気が良いと感心してしまう
AM7:00出船、何時ものポイント、事前情報でジグが良いとの情報があったので先ずはジグを落す　10回ほどシャクルがノーバイト、すぐさま餌釣りに切り替える　何時もなら30分もすれば誰かが釣り上げるのに、潮止まりのせいか当たりも無い　そんな中、同行のK氏が1匹かける　突込みをかわし取り込んだサイズは3kgほどのハマチ、とりあえず型をみて皆が俄然やる気をだす
30分後、私に待望のアタリが出た、少し待って大アワセを叩き込む　「スカッ！」すっぽ抜けを演じてしまった　誰も見てないと思いきや後ろではH船長が大笑いしている　・・・恥ずかしい
その後、またアタリが出た　今度は少し送って得意の大アワセ、「ズン、ギュン、ブチッ」秒殺でハリスから飛ばされる　後ろを振り返ると　またしてもH船長が大笑いをしている　むちゃくちゃ恥ずかしい
下潮が動き出すと　ともで釣っていたジッチャンがハマチをかける　しかし、惜しくも引きずり回されバラシ　コレを見ていたH船長は私のジギングロッドを握り締めジガーと化した　「来たでぇ～」の声に振り返るとジグで本当に釣っている
コレはジグを引くしかない　ロングとショートジャークを繰り返すこと数投、１５ｍくらいの棚でヒット、数度の締め込みがあったが、ランディング成功、4kgほどのハマチ　コレを口火にジギングの爆釣が始まった　アクションはハイピッチショートジャーク、ヒットレンジは15～5ｍ、バイトが無いときは水面下５０ｃｍまでジグをチェイスしてくる　ともで釣っていたジッチャン達はまるで魔法でも見るような眼差しで見ている　そんな中、本日最大の出来事が起こった　なんと２本付けていたアシストフックに１匹ずつのハマチがフッキングしてしまった　「一石二鳥」ならぬ「一ジグ二本」である
この爆釣劇は12：00まで続いた　時間にして3時間、途中疲れたので休んだり、根掛りで高切れしたりで1度はジギングを辞めたりで　実質ジグを引いたのは2時間ほどで3.5～4.5kgのハマチは14本、ドシャ降りの雨の中、レインウエアも身に着けずびしょ濡れになりながら頑張った甲斐があった
港に戻り、H船長が釣果を写真に撮るとのことで全員の魚を並べる　K氏は3本、ジッチャン達は3人でも3本、私は14本、このあとジッチャン達は私のジグを舐めるように見て色々と質問してきたが、肝心のラインシステムを聞いてきた人は誰一人居なかった　もっとも、ラインシステム、ノット、アクションどれをとっても御年70歳超えのジッチャン達には理解できないと思う